2012年秋に訪れたグランドサークルの南半分をぐるっとドライブした話しの続きです。
ドライブで訪れたのは以下のような行程となりました。

前回はモニュメントバレーでの夕日の姿と、フォレストガンプポイントの一本道で写真を撮った話でした。
今回はドライブ5日目のフォレストガンプポイント観光後、ペイジに向かうところからです。
ペイジに2時間弱で着いてペイジを観光するつもりでいました。

が、

まさかのペイジの宿に空きが無い・・ということになりました。
ペイジで宿探し難航
モニュメントバレーからペイジまで2時間ぐらいで着きます。
午後4時頃ペイジに到着しました。
とりあえず、モーテルに空き状況を聞きに行きました。
すると満室でした。
なので近くのモーテルに空き状況を確認しに行きます。
また満室。
え?連続で満室ってあまりないんだけど・・
お安そうなモーテルがいっぱいなのかな?
ちょっとお高そうなモーテルに当たってみようかな。
ちょっと急ぎ足で移動します。
フロントのお姉さんに空きをたずねると、即答で首を横に振られました。
!!!
この、空き状況を調べる事なく、断られるということは、他の人も断られている。
つたない英語で、「ペイジに空いている宿はありますか?」的なことを聞いてみました。
お姉さんは困った顔で、「う~ん・・無いかも」みたいに言ったように感じました。
!!!!!
センキュー・・と言って出ました。
確かに今まで宿に確認しているときに、他に私たちと同じく空き状況を確認しに来ている人を何人も見かけました。
ペイジは無理だ!!!
やばい、早く次に行動しないと!!!
ここから近いのは先ほどまでいたケイエンタ。
でも、そもそもケイエンタは宿数が少ない。だから昨日の宿泊も日本から予約していた。
ケイエンタは泊まれない可能性が高い。
他に近い所は。
紙の地図を広げます。

「KANAB」
カナブ・・?
聞いたことのないところでしたが、行ってみるしかない。
急ぎでペイジを出発してカナーブ(グーグルマップでカナーブと表記されていたのでカナーブと表現します)まで車を走らせました。
(今調べるとグーグルマップでは1時間10分と出てくる距離でしたが、もっと離れた距離に実際は感じました・・焦っていたからですね。)
カナーブで泊まれなかった場合のことも選択肢として考えておかないといけないので、私は地図とにらめっこしていました。
うわ~・・。
カナーブで泊まれなかった場合、ザイオン国立公園の辺りの方まで足を延ばさなくてはいけなさそうに見えます。
しかもカナーブを出るころにはあたりは真っ暗だろうしな・・
(夜の運転は何も見えないからなるべく移動したくない)
カナーブの先の街から、ホーシュシューベントとアンテロープキャニオンのあるペイジまで戻って
両方観光だなんて、なかなかスケジュール的に厳しそう。
他にも地図には街名が記載されてはいるけど、泊るところがないような小さい街なことも今まで見てきたので、
どうやら希望はカナーブで泊まるということしかなさそうです。
お日様も、地平線の少し上ぐらいまで下がってきています。
ものすごく逆光。まぶしい・・
そんなときに思い出すのは、ふと聞いた話。
旦那さんの会社に来ていたカメラマンさんが仕事でアメリカの写真を撮っているときに、車で一晩寝たことがあるという話を思い出しました。
自分が今日、その状況になった時を想像します。
まず、お風呂は入れない。仕方ない。一日ぐらいどうってことない。
布団というか、ベットでゆっくり寝れない。次の日体痛くなりそうだ。
この辺りはまぁ、何とかなりそうだけど。
そもそも一晩ってどこで過ごすのでしょうか?
その辺の道に車を停めて?
街の近くで泊まらないと、なんか色々怖いんですが、どこで寝ていいのか、わからない・・
カナーブという街がどのくらいの規模の街なのかわからないけど、どうか、大きい街でありますように・・そして宿泊施設が沢山ありますように・・
カナーブでギリギリ宿決まる

カナーブに入りました。
お!何だか大きな街みたい!!
きれいに整備されている印象!!
宿泊施設も沢山ありそう!!
とにかくカナーブで泊まりたい!
一軒いっけん、順番にあたって、空きがあったら即決める。
その意気込みで。
まず、一軒目。
レッドロックカントリーインという所。
車を急いで停めて、フロントへ早足で。
フロントに先着のお客さんが何組かいます。
何だか泊まれているみたい。
まだお部屋残ってるかな、ドキドキ
うちの順番になりました。
「空きありますか・・?」
「ちょっとまってね、・・、$〇〇になるよ」
値段言われた!!
空いている!!!
「お願いします!!」
「OK」
お、おぉ・・!カナーブ一発目の宿で宿泊、出来ました!!
や、やった・・!
と思っていたら、
慌ただしく入ってきた私たちの次のお客さん、断られていました!!!
最後の一部屋だったのか!!!
やっぱりみんな探してたんだ・・
当日の宿探し、今までやってきたけど、もう、厳しいのかな・・
日本できっちり日程組んで予約しないとだめだったのかなぁ・・
と思いながらお部屋に行きました。
いつものお部屋を調べたことです▼
宿名:REDROCK COUNTRY INN
鍵の種類:鍵(家の鍵みたいな)
Wi-Fi:フリー
セーフティーボックス:なし
コンセント:2か所ぐらい
冷蔵庫:あり
ペン、メモパッド:なし
ハンガー:7本
アメニティ:石けん3こ
ドライヤー:なし
シャンプーリンス:シャンプー2こ、リンスなし
タオル:バスタオル2、ハンドタオル2
コーヒーメーカー:なし
カップとマドラー:プラカップあり
付近のコンビニ、スーパー:あり
朝食:あり
窓:あり
その他気になったこと:電子レンジあり



穴場のスーパーだといいな
宿が決まってホッとしまして、
近くにスーパーがあったのでお土産を買いたいと入りました。
有名観光地から離れているスーパーはお値段が少し割安になるので、私たちはそんなスーパーを「穴場のスーパー」と思っているのですが、穴場だといいな~






格安!ということは思わなかったのでたぶん普通のスーパーの価格帯だったかもしれません。
(価格のこと、あまり記憶に残っておらず、レシートが見つかったら何となく思うことはありそうですが、我が家で行方不明中。残念。)
アメリカのスーパーは行けるときは積極的に行きたい、楽しいパラダイスです。
アメリカのピザハット、初めてかも
夜ご飯はどうしようか。
近くにピザハットって看板出てたよ、今日はもう遅いから近くでいいんじゃない、とピザハットに行きました。
ピザハット、アメリカのお店の入るの初めてかもね。
今まで現地だけっぽいお店のピザを選んでいた気がします。
無事モーテルに宿泊できるということでどうも気が緩んでいたみたいで、ピザを2枚に、バッファローチキンみたいなチキンまで頼んでしまいました。
どどーーんとテーブルに並ぶピザをみて青ざめました。

頼みすぎた!!
2人で食べきれるわけがない・・
ピザ一枚多かった!
よ、よし、食べるぞぉ~~胃袋頑張ってくれ!
閉店時間もあったので急ぎで食べましたが、無理でした。
ウェイターさんが気をきかせてくれて、「持ち帰る?」と聞いてくれました。
「お願いします・・」
持ち帰りBOXを持ってきてくれて、「多かったよね」みたいに笑ってました。
「ですよね」とこちらも苦笑い。
味は安定のおいしさでした!
カナーブを後で調べてみると
この時初めて泊まった街「KANAB」カナーブですが、
なんと、有名なTHE WAVEの拠点のひとつだということ。
THE WAVEの拠点はペイジだけだと思っていたので、カナーブもだったんだ、それは宿数が多いはずだ、と思いました。
ザイオン国立公園やブライスキャニオン国立公園が近いのでそのあたりで泊まれなかった人や、
旅程によってはこの便利なカナーブで泊まったりしているかもしれません。

カナーブか・・
ペイジの宿が取れなかった時のお助けの街として記憶しました。
カナーブの宿をネットで取る時は、どのくらいの宿数が候補にあるかな?念のため調べてみました。
2024年1月現在の情報です。
トリップアドバイザーのカナーブ(カナブと表記)のホテルのページで、宿泊タイプを「ホテル」「モーテル」に指定しました。
カナーブの宿泊施設39軒中17軒がヒットしました。
私たちが泊まった、「RED ROCK COUNTRY INN」は「INN」というカテゴリーで出てきました。
ちなみに泊まれなかったペイジ(ページと表記)は?
「ホテル」「モーテル」指定で、44軒中28軒がヒットしました。
ペイジの方が軒数は多いみたいです。



- 地球の歩き方 世界の魅力的な奇岩と巨石139選
ここで学んだこと
とにかくペイジが混んでいたということです。
2004年に初めてペイジに来た時も当日、空きありますか?とたずねて一発オッケーだったので、まさか泊まれないことがあるとは思ってもいませんでした。
ペイジはアンテロープキャニオンやホースシューベンド、レイクパウエル、そしてTHE WAVEの拠点であるので観光のお客さんが沢山来ます。
2012年、ペイジでは新しいホテルを建設しているのを見ました。
まだまだ需要があるということです。
というわけで、ペイジは日本から予約した方が良い街。ということに私たちは決めました。
ドライブ旅行は自由にルートを決めて、なんなら旅程変更もするかも!という考えのもと、当日の空き状況を直接フロントへ聞きに行くという形でやってきました。
でもそれはもう厳しいのかもしれません。
この2012年は初めてスマホを持って行った旅でもありました。
このカナーブの宿で次の日の宿をネットで初めて予約してみました。
あら?
便利・・
さすがに前日なら次の日のルートが確定しているので、よほど混みそうな街以外はこの方法で宿予約すればいいんじゃん!!
と2024年だと当たり前のことにこの時気づきました。
スマホというものは何て便利なんだ!!
アメリカは大体の宿でフリーWi-Fiがあったのでいける!!と思いました。
この宿探しの時間が短縮できたことは結構大きいです。
もしかして泊まれないかも・・という不安ともおさらばです。
この経験を期に、私たちの当日の空き状況を訪ねてモーテルをウロウロすることはほとんど無くなりそうです。
レシート行方不明
次は崖から見るホースシューベンドと、美しいアンテロープキャニオンを観光します。両方とも絶景でした。
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